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第8回 メテオ・ポラリス彗星賞結果発表!

個性豊かな作品がそろった
「第8回 メテオ・ポラリス彗星賞」
今回も応募作品は実力派ぞろい。

即デビューには至らなかったものの
可能性を感じさせた入選作品。
そして、脅威のクオリィティで
準大賞を掴んだ作品を大発表です!

第8回 メテオ・ポラリス彗星賞結果発表!

オリジナル部門

大賞 賞金100万円+連載デビュー確約

該当作なし

準大賞 賞金50万円+デビュー確約

人類のいない星

皆沢涼介

あらすじ

かつて人類が捨てた星。その星は自我を持つ機械と、持たない機械が暮らす星になっていた……。調査員11178は、ある任務のために星に降り立つ。その直後、事件に巻き込まれた機械少女に出会い、街まで同行することに。しかし、機械少女は調査員11178を機械と勘違いしていて……!? 人間と機械の不思議な旅の行方は!?

寸評

圧倒的画力! 魅力的なキャラクター! 独自の世界観! 秀逸なストーリー! 作者の好きなことをすべて詰め込んだ、素晴らしい作品です。キャラクターに、機械の描き込みやアクションなど、作者の『大好き』があらゆるところに散りばめられており、その気持ちが伝わってきました。熱さとチャレンジ精神に満ちあふれた新人らしい作品で、読んでいてとても楽しかったです。しかし、自分のやりたいことを優先しすぎていて、作品の内容が伝わりにくい構成になっていたのが残念でした。キャラクター達の行動理由や、設定の説明不足などが目立ち、読み進めると様々な疑問点が出てきます。情報の提示方法や、セリフ回しなど、読者のことを意識した作品作りを心がければ、この作品はもっとよくなるでしょう。今後の活躍に期待しております。

佳作 賞金30万円+掲載確約

ワンルームワンコ

正田しろくま

あらすじ

「今日もぽてまるは宇宙一、かわいいよ!」まっしろでふわふわな毛並のサモエド犬・ぽてまるは、六畳一間のアパート(中庭ドッグラン付き)で飼い主の一愛(ひとみ)とふたり暮らし。雨の日でも散歩は大好き。ブラッシングは気持ち良いけれど、シャンプーはちょっと嫌い。そんなちょっぴりやんちゃなワンコと暮らすワンダフルライフ♪

寸評

作者のサモエド愛が伝わってくる楽しい作品。登場する犬の台詞が描き文字だったのも、味があって良いと思いました。擬音語(柴犬の登場にシババーン)など思わず笑ってしまう個性的な表現も魅力的。画力の高さも今回の応募作の中で飛びぬけていた作品です。しかし、ペン線が少し硬い印象を受けたので、描き込みを追加して毛束感を出したりと、のびのびとした作画を心がければ、サモエド犬がさらに愛されるキャラクターになりそうです。このふたりの生活がもっと見たいと思わせる作品でした。

メテオ賞 賞金15万円+掲載確約

5989#

結希勇

あらすじ

「お電話ありがとうございます! こちら、恋愛サポートセンターです!」一目惚れしたあの人のメアドをゲットしたい!そう思うもなかなか勇気が出ない黒沢百合(15)。彼とデートする妄想をしながら「5989♯」とスマホに打ち込むと、電話が繋がってしまって――?奥手女子が頑張る! 恋愛ビギナーラブコメディ!

寸評

1ページ目でまずで読者の心を掴み、その後、キャラの会話に引き込んでいくという、作品への入口を用意しているところが良かったです。主人公・百合が「元気な女の子」「恋する乙女」など様々な表情を見せてくれるので、彼女の表情を追うだけでも楽しく読むことができました。今後の課題は、エピソードの密度を高めること。全体的にあっさりとした印象があるので、主人公の持つ常識とナナの奇想天外な行動がぶつかるようなエピソードなど、キャラの特徴を活かしたやり取りをもっと盛り込んでください。そうすれば、この作品の魅力がより伝わるでしょう。

奨励賞 賞金5万円+特製原稿用紙

青く光る、

星野文子

青く光る、

寸評

どこか儚げで味のある絵柄と、切ない内容がマッチしており、女の子もかわいかったです。ただ、雑ともとれなくはないので、引き続き技術の向上を目指してください。また、ストーリーも、ラストがわかりにくく、読後感がよくないのももったいないです。切ない百合、とテーマは決まっているのですから、それをしっかり読者に見せてあげてください。今後の成長に期待します。

期待賞 賞金1万円+特製原稿用紙

  • 温かいごはんに包まれて
    温かいごはんに包まれてムツキ19
  • ジンクスのその先に
    ジンクスのその先にろみお
  • 第・区
    第・区芳山拓未
  • はるいろの夢
    はるいろの夢柴田苑佳

審査員特別賞 賞金10万円

ワンルームワンコ

正田しろくま

ワンルームワンコ
氷川翔先生の寸評

数作品見させていただきましたが「人類のいない星」と「ワンルームワンコ」の2作品で悩みました。前者は、高い画力で丁寧に世界を描いてる点が評価が高かったです。地味めな絵柄ながら、女の子が可愛いので、ロボットに負けないくらい女の子を推してほしい――。無骨な世界の中だからこそ、より華が輝くと思うのです。

そして悩んだ末に後者を選ばせていただきましたが、この「ワンルームワンコ」は、「このサモエドを見ろ!! カワイイだろう!?」という、描きたいものが非常にシンプルでわかりやすい作品でした。

漫画は、まずこの「何が面白くて何を描くのか」がハッキリしてないと始まりません。その「犬!カワイイ!!」は存分に伝わってきました。

犬カワイイ(飼い主の女の子もカワイイ)。

惜しむらくは、パワーが足りないです。描く場面がもう犬が居て当たり前になってる生活の場面なので、主人公の女の子にとって新鮮な驚きがありません。
これが、このワンコを飼い始めたばかりだったら、ブラッシングのシーンひとつとっても「うわいくらブラッシングしても毛が!? 」と読者と一緒に驚いてくれます。犬の可愛いあるある話に、主人公の女の子と一緒に一喜一憂したいんですよね。物語は、どこのシーンを切り取るかも大事なことなので、描きたいテーマを最大限に伝えることの出来るシーンの切り出しを意識してみるといいと思います。

総評

第8回「メテオ・ポラリス彗星賞」にたくさんのご投稿ありがとうございました。

今回は『準大賞』が1本選出されました! さらに『佳作』と『審査員賞』のW受賞を果たした作品が1本。そして『メテオ賞』作品1本を選出! 以上3作品はWEBで公開中なので、ぜひ読んでみてくださいね。

今回の応募作品でよかった共通点は、作者の『好きなこと』を全力で作品に込めている点でした。キャラクター、世界観、ストーリー、構図……、漫画には様々な要素がありますが、どの投稿作も作者のこだわりが伝わってきて、読んでいてとても楽しかったです。特に公開されている作品は、その傾向が強かった印象を受けました。

自分の『描きたい事』や『好きな物』を明確にすることはとても大事なことです。そこがあいまいなままだと、『個性のない』つまり『売りのない』作品になってしまいます。
一点だけでもかまいません。上記にあげたキャラクター、世界観、ストーリーなど、なんでもよいので、自分の描く作品に『個性』を与えてあげてください。

ただし、好きな事を詰め込みすぎると、読者を置いてけぼりにしてしまうことがあるので、ストーリーやキャラクターのセリフ、そして設定などが読者に伝わる構成になっているか気を付けるようにしましょう。作品には自分以外にも読む『読者』がいるということも忘れないでください。

次回の新人賞の締め切りは2017年9月末を予定しております。
プロ漫画家デビューを目指す皆さんの作品を、編集部一同、心よりお待ちしています。

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