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第1回 G-mode新人コミック大賞結果発表!

初開催にもかからわず、数多くの熱意あふれる作品が集まった第1回G-mode新人コミック大賞

見事、受賞を勝ち取った明日の「COMICメテオ」「COMICポラリス」を支える才能を大発表!

第1回 G-mode新人コミック大賞結果発表!

オリジナル部門

大賞 賞金100万円+連載デビュー確約+アニメ化+ゲーム化

該当作なし

準大賞 賞金50万円+デビュー確約

妄想ミーツガール

佐藤ミト

あらすじ

テーブルを囲むは、彼女のいない男子大学生3人。どうやったら彼女ができるのか? その答えもわからぬまま彼らは妄想の中にまだ見ぬ彼女の姿を追い求める。真冬の都会で、真夏の公園で、急ぎの用事の途中で……様々なシチュエーションの中で、加速する妄想力が生み出す理想の出会いとは!?

寸評

3人それぞれの妄想エピソードが、ひとつひとつでも楽しめる上、続けて読めばさらに面白くなる。その構成力の高さを評価。続きが気になるようなオチにもなっており、作者の力量の高さが伺える。温かみのある絵柄と可愛らしく描かれた女性キャラクターも好印象。キャラクターがより魅力的に映えるような演出も練られており、総合的な面から見ても他の作品から頭ひとつ抜きん出ている。ただ、細かく描き込まれた画面は個性のひとつと感じられる反面、読みづらさにも繋がってしまった。今後はメリハリのついた画面づくりを意識してほしい。

となりの極道くん。

ほずの都

あらすじ

オタクな趣味をひた隠し、地味~に平穏な学校生活を送っていた平山。新しい学年が始まって隣の席になったのは、成績優秀で秀麗眉目、人望厚き生徒会長さま。自分とは縁のない人間だわーと無関心を決め込む平山だったが、ひょんなことから彼の本当の姿を知ってしまう。生徒会長さまは超ドSな極道の跡継ぎだったのだ! 会長は、ひたすら隠していたはずの平山のオタク趣味を盾にとり、口封じどころか、パシリになれと平山に脅しをかける。彼の秘密を知ってしまったその時から、平山の平和な生活は崩れ去り、会長の下僕な日々が始まったのだった。

寸評

学校ではオタクを隠しつつ、授業中はノートにいたずら書き、携帯の待ち受けはアニメキャラというオタク女子の表現がリアルで、親近感の持てるキャラに仕上げている。生徒会長も、腹黒だけどしょーもない感を出すことで、好感度の高いキャラクターに仕上がっている。そして何よりも、たたみ掛ける様に進んでいく2人の会話のテンポの良さは、読んでいて非常に心地がよい。コメディ要素や、作画・演出・言葉の選び方等、各所に作者のセンスの良さが感じられ、ついつい先を読みたいと思わせられた。全体的に、コマと台詞を詰めすぎな傾向があるので、余裕ある画面作りとバランスの良いコマ割りが出来るようになると、より読みやすい作品に仕上がるだろう。

佳作 賞金30万円+掲載確約

トランス・トランス

カモトタツヤ

あらすじ

天宮しるくと天宮みるくは双子の高校生姉妹。姉のみるくは天然巨乳で無防備なため、妹のしるくは姉を助けるためにいつもてんやわんや。マッドサイエンティストで有名な黒神先輩に目をつけられて、さあ大変。しるくの気苦労が増えるばかりだ。さらに、黒神先輩の作った妄想を実体化する装置が暴走し……。

寸評

双子姉妹のしるくとみるく、黒神先輩と、キャラクターみんなが可愛く、また、ちょっとエッチな描写があるなど、ターゲット読者をしっかりと意識して作られた作品。ただ、内容にくらべページ数が多く、少し冗長気味に感じた。非常にわかりやすい作品なので、描きたいところを簡潔に、そして読者の印象に残るよう描くことを意識すれば、クオリティは一段上がる。

まぶしさ声明

ねが

あらすじ

平井文(あや)は自他共に認める数学バカで、それ以外のことにはとんと疎い女子高生。クラスメイトに恋愛相談を受けるもまったくピンとこない。参考意見を聞いてこいと行かされた“探偵事務所兼喫茶店”で、オーナーの女性と出会い、その不思議な魅力に捕われてしまう。何事にも「明快な解と証明」を求める文は、自らの心に芽生えた感情に戸惑うが……?

寸評

画面全体にあふれるみずみずしさが最大の魅力。一見いびつに見えるも不思議と可愛いキャラクターのユニークなタッチと、タイトルにある「まぶしさ」が作品そのものにも息づいているかのような読後感も良い。絵に所々(下手ではなく)雑な部分があり、また構成やキャラの作り込み・絞り込みなど粗さも目に付く。頭でっかちになりすぎないよう気を付けながら、よりきめ細かい感情表現や読ませる工夫を盛り込んでみてほしい。

COFFEE BREAK DOWN

地上屋

あらすじ

コーヒーショップという響きを聞いただけで、拒絶反応が出る残念ガールの主人公。しかし、やむえない事情で彼女は初めてコーヒーショップに入店することに! 高等魔法の呪文のような豊富なメニューに、独特の注文システム。初めて入店する残念ガールは、他のお客や店員に迷惑をかけないよう、無事に注文することができるのか!?

寸評

コーヒーショップに初めて入る残念女子学生の心情が、とてもうまく描けていて、おもしろかった。コーヒーショップの「あるある」シチュエーションを駆使し、読み手を飽きさせないテンポのよい作品に仕上がっている。ページをめくった時の演出もGood! 絵柄にも独特な個性があるので、その武器をこれからも鍛えていってほしい。

UNCOntrollable

宮場弥二郎

あらすじ

遅刻寸前の女子高生・犬飼ハルは人生最大の危機を迎えていた。京王線準特急。乗車駅は調布。次の停車駅、明大前まで、約10分。終点・新宿駅までは、さらに6分。果たして彼女は守りきれるのだろうか? 女子高生としての名誉を、いや、人間としての尊厳を。

寸評

同じく佳作を受賞した「COFFEE BREAK DOWN」と同様、作者独自の感性が遺憾なく発揮された作品。どんな人にも人生一度は訪れるピンチを題材に、テンポよく独特の語り口で描いたことがいい意味で「酷い」と評価された。そのセンスを磨き、オンリーワンの才能を目指してほしい。

奨励賞 賞金5万円+特製原稿用紙

UFOにも願いを

安田剛助

UFOにも願いを

寸評

物語は、血の繋がっていない妹に、真実を伝えなければいけないことに葛藤する兄のモノローグから始まる。重くて暗い話になるのかと思いきや、自分のことを宇宙人だと思っている電波系妹が登場し、妹と兄のやり取りがおもしろい兄妹コメディに早変わり! ミスリードの演出や、テンポのよいやりとりが12ページでうまくまとめられていた。ただ、ページが短い分、話の展開が物足りなかったのが残念。次回作に期待!

部活動は青春とは限らない

ナベ

部活動は青春とは限らない

寸評

ショート×3本のオムニバス形式。エピソードごとにばらつきがあるものの女の子キャラは可愛く、すっきりと読みやすい画面も好印象。ただし人物の描き分けができていないうえ、キャラクター性が総じてありきたりである。キャッチーな作風だが、ギャグの間や強弱の付け方には、もうひと工夫ほしかった。「部活」という括り以外に全編を通してテーマや物語に一貫性や起伏を持たせる等、可愛さだけに頼らない作品づくりを目指してもらいたい。

堕天第三JK課

Go_MOS

堕天第三JK課

寸評

「全国女子高校生における、つけまつげの浸透と、二重まぶた化粧品の普及率の調査」という、神様のくだらない依頼に怒り、思わず堕天した天使の女の子が主人公の作品。絵柄や、ギャグ、演出、扉の作り方など、あらゆる所に作者のセンスが感じられ、思わず脱帽。主人公の心の動きもうまく描かれており、好感が持てた。しかし、天使を主人公にした作品は、多くある為、新しさを感じられなかったのが残念。次は既存作にはない要素を取り入れよう!!

Plus M

左折

Plus M

寸評

女の子がとにかく可愛かった。また“メガネ”という小物と、女の子のキャラクターを上手く使った作品。ただ全10ページと短く、スッキリと描けている反面、物語が薄いため、どうしても物足りなさを感じてしまう。女の子の可愛さだけでなく、ストーリーでも読者を引き付けられるような工夫をしてほしい。

期待賞 賞金1万円+特製原稿用紙


  • 不可侵領域欠雛みはて

  • ようこそ乙女百合学園茶道部へ!雅丸

  • キメラパニック紫乃宮百景

  • 叩いてかぶってジャンケンポン部柿崎

  • 急いで青春しろ高等学校コーンフレーcu

審査員特別賞

妄想ミーツガール

佐藤ミト

真田ジューイチ先生の寸評

単純に、普通におもしろかったですね。あのとても一言では言い表せない不可思議な感情を呼び起こさせるストーリー展開には、嫉妬すら覚えます。さらにあのオチときたら……(ニヤニヤ)今後の作品にも多大に期待でござる。

コミカライズ部門

該当作なし

イラストレーター部門

該当作なし

総評

2012年4月にスタートしたばかりの「COMICメテオ」。その記念すべき第1回の、新しい新人漫画賞に多くの才能が集まったことにまず感動している。大賞こそ「該当作なし」となったが、2作品が準大賞を受賞。うち「となりの極道くん。」は、来週からオープンする女性向け新Webコミック誌「COMICポラリス」での即連載を勝ち取るなど手応えを感じるものとなった。

受賞作は、どれもデビューの可能性を感じさせるものばかりだった。まだまだ未熟な点も見受けられるが、それを補う個性や「ウリ」が感じられた。

残念ながら受賞に至らなかった作品の中には、非常に良くまとまっており、完成度も決して低くないものもあった。が、読後の印象が薄いものが散見された。しっかりとした話づくりは確かに重要だが、それ以上に『どうやって読者を楽しませるか』という漫画の基本を忘れることなく作品と向き合っていってほしい。

次回、第2回G-mode新人コミック大賞にも数多くの才能が集うことを期待している。

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